トレール注文とテクニカル指標の関係性1

トレール注文をする際には、勘で発注をするよりもテクニカル指標を利用した方が利益を伸ばしやすくなると考えられます。

例えば、ボリンジャーバンドを利用してトレール注文をする方法があります。ボリンジャーバンドは移動平均線を中心として相場のボラリティを把握するために用いるテクニカル指標であり、初心者や経験者だけでなく、プロのトレーダーの多くも利用しています。

ボリンジャーバンドは相場のボラリティだけでなく、ボリンジャーバンドの傾きによって現在のトレンドがどのようなものかを把握することも可能です。

具体的には、ボリンジャーバンドの幅が広がって右肩上がりになれば上昇トレンド、右肩下がりであれば下降トレンドであると判断することができます。

また、ボリンジャーバンドの幅が狭くなって水平になればレンジ相場であると考えられます。

以上のことから、ボリンジャーバンドを使ってトレール注文をする時は、ボリンジャーバンドの幅が広がりかけたタイミングでトレンドに従うかたちでエントリーをした方が、利益を確保しやすいといえます。

ここまでは、ボリンジャーバンドの傾きによってトレンドを判断し、その判断をもとにトレール注文をすることをご説明しましたが、ボリンジャーバンドのボラティリティを使うことも、トレール注文には有効です。

トレール注文はいざ使ってみようと思っても、慣れないうちはトレール幅をどのように設定すればよいのか悩んでしまうことは多くあります。この時にトレール幅の目安として、ボリンジャーバンドのボラティリティを利用することができます。

具体的にどのようにしてトレール幅を決めるかというと、ボリンジャーバンドの+1σと-1σの半分程度の幅に設定すると良いといわれています。

以上のことから、トレール注文の際にはボリンジャーバンドを利用して大体のトレンドの傾向を掴むとともに、ボラティリティを目安にしてトレール幅を設定すると、勝率を高めることが可能であると考えられます。

また、トレール注文にはボリンジャーバンド以外にもチャネルやスプレッドなど、参考にしたい様々な指標があるので、これらについてもご説明していきたいと思います。



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