FXの利益がうまく伸ばせないなら試してみたいトレール注文

FXの勉強をコツコツ頑張っているのになかなか利益を伸ばすことができなくて悩んでいる方や、チャートを見る時間をなかなかとることができずにせっかくの利食いのチャンスを逃してしまい、効率的に取引ができる方法がないか探しているという方は大勢いらっしゃいます。
自分自身も似たような悩みを持っているという場合は、トレール注文という方法をとりいれてみるのも有効だと考えられます。
トレール注文とは逆指値注文の一種のようなもので、逆指値注文は発注した時点のレートで固定されますが、トレール注文は相場の動きに合わせて逆指値注文のレートも自動的に動きます。
具体的には、ドル円が100.00の時に買いポジションを持って逆指値注文として99.80に注文を入れておいたとします。
通常の逆指値注文の場合は、ドル円が100.50まで上昇した時は50pipsの利益が出ますが、上昇した後に反転下落して99.70まで落ち込んでしまうと、結局利益は-20pipsとなってしまいます。
しかし、トレール注文であればこのような状況でも利益を出すことが可能です。



ドル円が100.00の時に買いポジションを持ち、99.80に逆指値注文を入れた場合、ドル円が100.50まで上昇したとしても、その後に反転下落して99.70まで落ち込んでしまうと、本来は+50pipsの利益を得られたはずが、-20pipsの損失となってしまいます。
これは通常の逆指値注文であれば珍しいことではありませんが、この時に逆指値注文ではなくトレール注文を入れておくと、ドル円が100.50まで上昇した時に逆指値のレートもその動きを追いかけるかたちで99.80から100.30まで自動的に再設定されます。
このため、ドル円の相場が100.50から反転下落しても100.30で決済されるため、マイナスにならずに+30pipsの利益を得ることが可能になります。
以上のようにトレール注文は通常の逆指値注文とは異なり、最初に指定した逆指値の決済レートが相場の動きに追随するかたちで動いていくため、相場が反転下落した時のリスク回避を押さえつつ利益を伸ばすことが可能になります。
つまり、逐一チャートを確認して逆指値注文のレートを再設定する手間が省けるため、なかなかチャートを見る時間が取れない方などは使ってみる価値がある注文方法だと思います。

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