FX注文方法 指値

レートをリアルタイムで確認して、今だと思った瞬間に注文を行う成行注文の次によく使われる注文方法として、指値と逆指値についてみていきたいと思います。この2つを覚えておくと、FX取引が格段にやりやすくなるでしょう。

FXの為替レートは24時間常に変動を繰り返しています。成行注文だとこのレートを逐一確認することになりますが、今のレートが自分が取引したいと思える相場であるとは限りません。それに、仕事中や外出中であったり日常生活がありますから、常に画面に貼り付いてレートを見るのは専業トレーダーでない限り無理があります。

そんな時に便利なのが指値注文です。指値注文とは、レートがこの価格になった時に買いたい、または売りたいというレートをあらかじめ指定しておいて、指定した価格になったら自動的に発注して約定してくれる注文方法です。

自分が相場を確認していない時でも自動で注文できるので、忙しい人はもちろん、他のことをしながらちょっと楽をして利益を出したい人には必須の注文方法です。

これだけ見ると、指値注文は非常に便利ですが、実は少し注意が必要です。

指値注文はあらかじめ売買の価格を指定しておけば、レートが指定したタイミングになった時に自動で注文できるので、専業であっても副業であっても覚えておいて損はない注文方法です。しかし、これさえしておけば大丈夫と安心しきってしまうと、思っていたより利益をあげられない可能性があります。

思っていたより利益があがらないとはどういうことかというと、指値注文は約定しない場合もあるからです。

FXの相場は常に変動します。その変動が自分が予想した通りの動きであればいいですが、実際はそう簡単にはいかないもので、必ずしも指定した通りの相場になるとは限りません。もし自分の予想値が外れてしまった場合、指値注文は約定しません。

したがって、例え自動で売買できるといっても、いくらかはレートを確認しておくのが無難でしょう。また、今指定している価格のままでは注文は約定しそうにないなと思ったら、約定前なら注文の取り消しや指値の変更が可能なので、必要に応じて調整した方がいいでしょう。



コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。