お金を使わず「負け」を知る機会を持とう その2

含み損が出ているポジションを損切りせず、そのまま持ち続けるとどうなるか?その行く末をデモトレードで見届けることの重要性を引き続き解説します。

あり得ないような金額にまで膨らんだ含み損がどうなるかという道筋は大きく分けて2つあります。さらに含み損が拡大して証拠金が足りなくなり、強制ロスカットとなってデモ口座とはいえ手持ち資金の全額を失います。

もうひとつのルートは、含み損が大きくなったまま相場が膠着状態になり、損失確定させることもできず塩漬け状態になる展開です。おそらくこちらの方が実際に多いと思いますが、その光景を見て「なるほど、損切りせず放置するとこうなるのか」というのが体感できると思います。

余談ですが、筆者はこのように含み損が大きくなったポジションのあるデモ口座を長期間放置していたことがあります。何年か経った頃に開いてみると逆に含み益に転じていたので、年単位で塩漬けにする覚悟があるのであれば損切りをしなくても利益を出せる可能性があることも同時に経験しました。

デモ口座を活用して、現実のお金では到底できないような恐怖体験を他にもしてみましょう。今回おすすめするのは、レバレッジの最大化です。法令上、今はレバレッジ25倍までと規制されているので、思いっきり最大の25倍でポジションを建ててみてください。

相場がどの程度反対方向に動くと証拠金が足りなくなるのか、という金銭感覚を肌で感じることができると思います。レバレッジを高くすることは投資効率を高める一方で、リスクも高めていることが一目瞭然だと思います。

規制前は100倍や200倍といったとんでもないレバレッジが可能だったので、その頃はもっと高いレバレッジをかけることのリスクを体験しやすかったのですが、現在では25倍までなので「少し反対方向に動いただけで秒殺」ということはさすがになくなりました。

デモ口座で見届けていただきたい恐怖体験は、他にもあります。


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