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ナンピン その1
FXにおける3大禁じ手の2つ目として、ここではナンピンを取り上げたいと思います。ナンピンを漢字で書くと「難平」となり、困難な状況であってもそれを平均化するというような意味合いがあります。
ナンピンのことをあまり詳しくご存じない方のために、簡単に解説しておきましょう。ナンピンとはすでに持っているポジションとは反対方向にレートが進んでしまい、含み損が出ている時に再び同じ方向のポジションを建てることで損失を平均化する手法のことです。
具体例でも解説しましょう。ドル円が110円の時に買いポジションを建てたものの、109円まで円高が進んでしまったとします。この時点で1万通貨を保有しているのであれば、ちょうど1万円の含み損です。そこでこの投資家がナンピンを109円で入れると、再び1万ドルの買いポジション購入となります。これで合計2万ドルの保有ですが、109円のレートで建てた買いポジションと110円の買いポジションを平均化すると109.50で買ったことになるため、含み損が和らぎます。
これが、ナンピンです。一見すると非常に有効な戦術のように見えますが、なぜ禁じ手なのでしょうか。
ここからは、なぜナンピンが禁じ手なのかを解説しましょう。
ナンピンが禁じ手である前に、前回の例のように110円で建てたドル円のポジションが109円にまで円高が進行しても持っていること自体が問題です。すでに1万円もの含み損が出ているわけで、この時点で110円で買ったポジションは「負けポジション」です。それを手仕舞いにして損失を確定したくないがためにナンピンを入れるのですから、問題の先送り感は否めません。
このように問題を先送りすると、どうなるのでしょうか?結果オーライのパターンとしては相場が何らかの理由で反転、ナンピンを入れたレートよりも高くなると片方のポジションでは含み益が出るので、マイナス分はかなり少なくなります。スワップが貯まるような通貨ペアであれば保有している間にスワップが貯まってさらに損失が緩和されているかも知れません。
これでめでたし、めでたしとなるかも知れませんが、実はこれが最も危険なのです。
それは、なぜでしょうか。
ナンピンのことをあまり詳しくご存じない方のために、簡単に解説しておきましょう。ナンピンとはすでに持っているポジションとは反対方向にレートが進んでしまい、含み損が出ている時に再び同じ方向のポジションを建てることで損失を平均化する手法のことです。
具体例でも解説しましょう。ドル円が110円の時に買いポジションを建てたものの、109円まで円高が進んでしまったとします。この時点で1万通貨を保有しているのであれば、ちょうど1万円の含み損です。そこでこの投資家がナンピンを109円で入れると、再び1万ドルの買いポジション購入となります。これで合計2万ドルの保有ですが、109円のレートで建てた買いポジションと110円の買いポジションを平均化すると109.50で買ったことになるため、含み損が和らぎます。
これが、ナンピンです。一見すると非常に有効な戦術のように見えますが、なぜ禁じ手なのでしょうか。
ここからは、なぜナンピンが禁じ手なのかを解説しましょう。
ナンピンが禁じ手である前に、前回の例のように110円で建てたドル円のポジションが109円にまで円高が進行しても持っていること自体が問題です。すでに1万円もの含み損が出ているわけで、この時点で110円で買ったポジションは「負けポジション」です。それを手仕舞いにして損失を確定したくないがためにナンピンを入れるのですから、問題の先送り感は否めません。
このように問題を先送りすると、どうなるのでしょうか?結果オーライのパターンとしては相場が何らかの理由で反転、ナンピンを入れたレートよりも高くなると片方のポジションでは含み益が出るので、マイナス分はかなり少なくなります。スワップが貯まるような通貨ペアであれば保有している間にスワップが貯まってさらに損失が緩和されているかも知れません。
これでめでたし、めでたしとなるかも知れませんが、実はこれが最も危険なのです。
それは、なぜでしょうか。
2018年06月23日
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