FX注文方法 リバース注文

リバース注文はFX取引の中でも少し特殊な部類の注文方法です。途転(ドテン)とも呼ばれており、今持っているポジションが「売り」であれいば「買い」に、「買い」であれば「売り」に、自動的に反転させる方法です。

例えば同一通貨ペアでいくつかの買いポジションを保有していた場合、それらを一括で決算し、それと同時に売り注文を出すことで売りポジションを保有することが1度に行える方法です。

一度の注文で保有ポジションを一気に変えることができるので、相場が急上昇したり暴落したりなど、トレンドが急に変わった時に素早く対応することが可能です。

市場は常に変化しており、何が起こるかわかりません。特に、国の要人による発言や政策、経済状況の変化などにより、トレンドの急上昇や暴落が起こる可能性があります。最近のトルコリラの大暴落がいい例です。

市場がこのような大きな変動が起こった時にこそ、真価を発揮する注文方法といえそうです。しかも、知らないうちに市場が急変した場合、おおきな損失に繋がりかねないことから、自動でリバース注文ができることを知っておくことはリスク管理にも繋がると考えられます。

リバース注文をするケースは、「利益を確定して、さらにトレンドに合わせた注文を出す」ケースと、「損切りをして、トレンドに合わせた注文を出すことで損失を取り戻す」ケースがあります。

まず、「利益を確定して、さらにトレンドに合わせた注文を出す」ケースをご説明します。

例えば、ある通貨ペアで買いポジションを保有しているとします。その相場が上昇トレンドから下降トレンドへ反転した時、ある地点で買いポジションを決済し、利益確定を行います。

それと同時に売り注文を行い、売りポジションを保有します。こうすることで、利益確定と同時に、相場の下降トレンドを予想した売り注文による利益を狙うことができます。

また、売りポジションを保有しており、相場が下降トレンドから上昇トレンドに反転した時は、売りポジションを決済して利益確定すると同時に、買い注文を行って買いポジションを保有します。

これにより、利益確定と同時に上昇トレンドを見込んだ利益を狙えることになります。




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